保険の無料相談を受ける!学資保険の内容と特徴
人生の節目で考えるべきことに保険への加入があります。
結婚をしたり子供が生まれたりして、親としての責任が芽生えたときに万が一のことを考えて入るのが生命保険や医療保険ですが、子供の教育資金のために契約するのが学資保険です。
では、学資保険に加入するために保険の無料相談へ行こうと考える人はどのような知識を持っているべきでしょうか。
もくじ
無料相談出来るところはどんなところ?
街へ出ると駅前には特に「保険無料相談」とかかれた看板が目に入るでしょう。
その店の中にはファイナンシャルプランナーの資格を持った数名のコンサルタントがいて、予約をしていけば数時間、みっちりと自分の家の保険についてマンツーマンで担当してくれます。
一昔前までは生命保険というと、親戚のおばさんや会社に出入りしているセールスレディから募集を受けて、何かよく判っていないうちに「とにかく家族のためだから」と契約する人が多く、生命保険のかけすぎで家計を圧迫しているという状態もよく起きていました。
しかしインターネットが普及した現代では、多くの人がインターネットから情報を読むことができ、自分の好きな商品を好きなタイミングで選ぶようになってきました。
それは便利なことなのですが、そのために自分では何を選んで良いかわからない人、我が家の保障はこれで大丈夫なのかと不安になってくる人も増えたのです。
そこで登場するのが無料相談で、金融のプロであるファイナンシャルプランナーが色々アドバイスをしてくれる場所です。
そもそも学資保険とはどんな商品?
学資保険という名前は聞いたことがある方は多いでしょう。
子供さんがいるご家庭ですと将来の教育資金については妊娠時から考えることが一般的ですから、早めにお金を貯めるためにと学資商品を選ぶ人も多くなっています。
学資保険の内容は、毎月もしくは半年ごとや毎年お金を積み立てていくことで、子供が決められた年齢になった時に予め決めていた金額を払い戻ししてくれる商品です。
子供が何歳になった時に支払われるかは保険会社の商品によって違いますが、基本的には大学入試前の高校3年生の冬に満期になり、満期金が支払われます。
普通に貯金していくよりも貯まりがよく、保障期間中に契約者に万が一のことがあれば、その後の保険料の支払いは必要なく保障を持つことが出来ます。
そのため、一般的には契約者になる親に万が一のことがあった時にも教育資金の心配をする必要がなくなるようにしてあるのです。
特約として子供の医療もつけた場合、返戻金の元本は割れてしまいますが、子供の病気や事故などでの怪我にも対応できる商品となるのです。
会社によって様々な特徴がある学資保険
学資保険の基本的な形は7歳までに契約し18歳で満期になるというものです。
しかしそれに様々な特徴をつけて、会社は差別をつける努力をしています。例えば特約をつけて、便利な商品にしようという企みです。
その内容は、医療・災害・育英年金などです。
医療特約は、子供が病気をした時にその程度に応じて給付金が支払われる特約です。子供が何らかの原因で入院することになれば入院給付金を、手術をした時には手術給付金を支払って貰えますので便利です。
災害特約は不慮の事故で傷害を受けた際に程度に応じて給付金が支払われます。
育英年金特約は払込期間中、親に万が一のことがあった場合にその時点からスタートして年金が受け取れる特約で、これは教育資金というよりは、大黒柱に先立たれたときの生活費の保障という意味が大きいです。
これらの特徴を取って契約すると、教育資金としての満期金は少なくなってしまいますので注意しましょう。かならず満期金の返戻率がどうなっているかを確認してから、特約を考えることです。
学資の変わりとなる保険商品とは
次は学資ではない保険商品に関して説明致します。
保険には様々な種類があって、用途で分けて考えたら保障型と貯蓄型にわけることが出来ます。学資保険も貯蓄型商品ですが、他にも低解約返戻金型終身や個人年金、養老などがあります。
特に「低金利返戻金型終身」は最近では人気で、通常の終身よりも保険料払込期間中に解約した場合の支払い金を少なくしている商品なのです。
途中で解約した時のお金は通常よりも少ないのですが、払込満了した後はその額が増えますので、払込んだ総額よりも増えて戻ってくるのです。
終身はその名の通りに一生続くものですから、被保険者が死亡しない限り保険金が支払われることはありません。
しかし死亡する前でも、契約を解約処理することで解約返戻金としてお金が支払われます。
途中で解約すれば元本割れして損ですが、払込満了さえすれば解約返戻金の率が急に高くなる商品ですので、例えば15年で満了になる低金利返戻金型終身を契約して15年しっかりと払込をすれば、その後はいつ解約をしても払いこんだお金以上のものが帰ってくる可能性が高いというわけです。
これなら18歳の時に大学入学の資金などにつかうことも可能でしょう。
無料相談ではどんなことに注意すべき?
街の無料相談へいくと、当然ですが相談は無料でしてくれます。
しかし、会社は勿論ボランティアで困っている人を助けてあげよう、と思っているわけではありませんので、「中立の立場でアドバイスします」という謳い文句は信じないようにしましょう。
特定の保険商品を販売してその手数料で彼らは生活をしていますので、現在入っている商品の内容把握やどこに無駄な部分があるかなどのアドバイスは的確にしてくれますが、その後自分に多くの手数料が入ってくる商品をすすめてきます。
そのため、「今日1日では契約はしない」と心に決めて相談にいくようにしてください。
親身になって現在の固定費を削減してくれた目の前の担当者を信じたくなるのは当然のことなのですが、彼らもボランティアでやっているわけではないという当たり前のことを思い出しましょう。
保険は住宅についで人生の中で高い買い物です。契約年齢に限りがある学資商品でも、1日くらいはじっくりと考えを寝かせておいて決断することが失敗を少なくします。
複数のコンサルタントからアドバイスを貰う
いざ予約をして無料相談にいって現状を把握し、アドバイスとおりに解約や内容を削ってみたら毎月かかるお金が大変減った、と喜んだ人が、では保障が足りない部分は店でおすすめされた商品を契約しようとなるのは自然の流れです。
しかし、いくら金融のプロであるファイナンシャルプランナーであっても人間ですから、当たり外れが出てきます。知識はともかくとして、現場に出てからの経験はやはりバカに出来ません。
その意味から考えても一人の担当者を闇雲に信じるのではなく、アドバイスとして聞いておいて、別の店や別の担当者にも相談してみてください。
店の名前が違っても実は同じ会社の経営だった、ということも往々にしてあり、その場合はやはり同じ商品をすすめられますのでまずは下調べをしてから別のところを選ぶようにしましょう。
家の外壁でも引っ越しサービスでも、複数の会社から見積もりを取ることはもはや一般常識となっています。
保険も複数のコンサルタントの話を聞くことで、本当に自分に合った担当者や商品に出会うことが出来ます。
子供が生まれた時、最初に検討するのが学資保険である家庭は多いでしょう。学資保険の特徴や内容を詳しく説明して貰うには、無料相談がおすすめです。
しかし相談やアドバイスは無料でも、彼らはボランティアではありませんので商品をおすすめされることはあると理解していくようにしましょう。